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この10年が勝負
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地球の危機
こんにちは。
研究データの整理や講演活動をしている学術担当部長の安仁屋と申します。
新種の新型コロナウイルスが次々と確認されて、
ますます健康問題や経済活動への影響が懸念されていますね。
そんな中、あるテレビ番組で地球温暖化も「いよいよ待ったなし!」と紹介されていました。
大雑把に説明しますと、産業革命以来、地球の平均気温は約1.2度上昇しており、
今の経済活動をそのまま継続すると2030年(あと10年!)には平均気温はさらに1.5度上昇するそうです。
そして1.5度上昇すると、地球は元に戻れない大規模な気候変動を起こすそうです。
すると超温暖化(日本の気温は40~50度!)、食糧問題、水戦争、自然災害が起こるだろうとのことでした。
気持ちの良い春の暖かな日差し、夏の海水浴海、海の幸、山の幸…。
今、私たちがあたりまえのように享受している自然の恩恵が無くなってしまうことに恐怖し、
なんとしても子供達にバトンタッチしなければ、と単純な私などは焦ってしまいます。
二酸化炭素を減らすこと
ところでどれくらいの二酸化炭素を削減すれば良いのでしょうか?
研究では2030年までに現在の排出量から45%減らさなければいけないそうです。
そこで気になったのは新型コロナウイルスの影響です。
各国が人の出入りを禁止し、日本でも緊急事態宣言発令でテレワークが推進され、
様々な店舗や企業が廃業に追い込まれるほど経済活動が制限されました。
さぞや二酸化炭素の排出量が減っただろう、と思いましたが、
なんとたったの7%しか排出量は減っていないそうです。
これだけの経済活動の停滞ですら7%しか減らないのか、と思ってしまいましたが、
出来ることをするしかありません。
大規模な農業、畜産の拡大が自然破壊につながり、
地球温暖化の大きな要因の一つであることは間違いありません。
私たちが取り組んでいる宮古ビデンス・ピローサの栽培には
農薬・化学肥料・堆肥を使用せずに環境に負荷をかけていません。
そのかわり、人手はかかりますが、比較的少ない面積でも農家が収入を得られることを目指して取り組んでいます。
コロナ渦で大変な世の中ですが、自分たちに出来ることをして、
10年後、50年後の未来に貢献できればと思ってます。